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あの鐘を 鳴らしたのは わたし

  • 執筆者の写真: maa-klavier
    maa-klavier
  • 2024年11月1日
  • 読了時間: 2分

このインパクトのある題名に惹かれて図書館でお借りしました。

「わたし」とは秋山気清(きせい・本名です)さん。人気番組「のど自慢」元・鐘奏者です。秋山さんの生い立ちや東京藝術大学での音楽生活・様々な音楽活動・のど自慢との出会いや思いがつづられています。

「のど自慢」は毎週日曜日の昼に放送されているテレビ番組。記念すべき第一回放送は1946年1月19日のラジオで、その時は「のど自慢素人音楽会」という番組名だったそうです。その後番組名や内容の変更などがありながらも、一般庶民が歌うという大前提は変わらずに、今もなお脈々と続いている人気長寿番組です。

歌声を競いますので、その出来映えを番組開始当初は司会者が伝えていたそうですが、今は鐘の音によって知らされます。鐘ひとつ→ふたつ→鐘11音キンコンカンコン~合格!合格者の中にはプロの歌手になった方もおられます。

秋山さんは、2002年から常任鐘奏者となり、2023年3月まで21年間勤められました。鐘の数は別室の審査員によって決められ、インカムで伝えられたとのこと。秋山さんはすべての出場者に無事に歌い終えてほしいと祈るような気持ちでいらしたそうです。そして打楽器の専門家として良い音を響かせることにこだわられたとも本の中にありました。打楽器は叩けば音が鳴りますが、叩き方によってつまり叩く人によって音色や響きがが大きく違ってくる奥の深い楽器ということです。これから打楽器を見る目・聴く耳の精度を上げたいと思います。

「のど自慢」は実家でよく見ました。この本のおかげで、「鐘奏者」という言葉に初めて出会い、番組のいろいろなことも知ることができ、とても面白かったです。



 
 
 

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